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菜食について
菜食とは、食べ物のために動物を殺したり、搾取しないという選択です。菜食は動物を殺傷して得られる食品を避け、体に優しい植物性食品だけを摂ります。
お肉・魚介類を毎日食べる食文化の中で育った私たちにとって、動物性食品を使わない料理というのはなかなか想像できないでしょう。 しかし、実は植物性のものだけでカレー、お寿司、バーガー、ケーキなど、何でも作ることができます。

菜食は、お肉・魚介類・卵・乳製品などの動物性食品を摂りませんが、代わりに穀物、豆、野菜、果物、海藻、木の実などを使います。 菜食はサラダしか食べていないというイメージかもしれませんが、ナッツを使ったチーズや豆腐を使ったスクランブルエッグ風など、素材をほんの少しアレンジするだけで、これまでとほとんど同じメニューを食べることができるのです。

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菜食は基本的に動物性食品を避け、植物だけを食べる食生活ですが、様々なタイプがあります。完全に動物性の物を避けるヴィーガンもあれば、お肉と魚介類だけを避けるベジタリアン、そしてたまに動物性の物を摂るセミベジタリアン(ゆるベジ)もあります。このように、様々なタイプがあります。

ベジタリアンやヴィーガンは、ポール・マッカートニー、アリアナ・グランデ、アン・ハサウェイ、ナタリー・ポートマンのようなタレントから、ガンジー、アインシュタイン、レオナルド・ダ・ヴィンチのような歴史上の人物まで、そして一般人にも何億人も存在します。

特にヨーロッパ、アメリカ、そして台湾には菜食主義者が多いですが、近年は日本でもお肉をやめ、動物や環境に優しい菜食の食生活を選ぶ人が増えています。

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多くの人は子供の時から毎日お肉とお魚を食べてきたので、急にやめるのは難しいかもしれませんが、多くのベジタリアンとヴィーガンは一気に動物性食品をやめたのではなく、数か月かけてだんだん菜食に慣れていきました。また、お肉やお魚を完全にやめられなくても、動物性食品の消費量を少し減らすだけでも動物を助ける事ができます。

菜食に興味があるなら、まずは朝ご飯だけを菜食にする、牛乳の代わりに豆乳を飲む、という風にだんだん菜食に慣れていきましょう。もし特に好きな動物性食品があり、なかなかやめられない場合、もっとやりやすいところから菜食を楽しんでみましょう。

もしベジタリアンになると決意したのに動物性食品を摂ってしまっても、諦める必要はありません。次の食事時間には、また菜食に挑戦するチャンスがあります。自分のペースで、無理なく菜食を楽しんでいきましょう。

菜食と健康について
動物性食品に含まれている栄養は全て植物だけで充分に摂れるので、お肉・魚介類・乳製品などを食べなくても、全く問題はありません。

国連、そして世界中の栄養学者と保健機関によると、お肉を食べる必要があるどころか、菜食の方が健康にいいという事です。植物はビタミン、ミネラル、植物繊維、そして抗ガン作用のあるファイトケミカルが多く含まれているため、肉食の方より菜食の方の方が平均寿命が長く、ガン・心臓病などの病気になるリスクも低くなります。

タンパク質は穀物、豆、野菜、木の実などの植物性の食品からも充分に摂ることができます。タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されていますが、そのアミノ酸は全て植物にも含まれているので、お肉とお魚を一切食べなくても、まったく問題はありません。

女性は毎日タンパク質を30~50g、男性は50~70gをとるべきだと言われていますが、豆腐1丁は40gもあり、納豆、そば、豆腐、ピーナッツバター、パン、パスタなど、普段食べている植物性の食べ物だけで充分にタンパク質が摂れます。

動物性食品に含まれているタンパク質、鉄などの栄養は全て植物でも摂れるため、アスリートでもお肉を食べなくてもまったく問題はありません。

オリンピックで9個の金メダル、世界選手権で10個の金メダルをとった元陸上競技選手のカール・ルイスをはじめ、560キロも持ち上げるドイツ最強の力持ちのパトリック・バブーミアン、世界一、二位を争うビーナス・ウィリアムズも、60、70年代の女子テニス界に君臨したビリー・ジーン・キングなど、お肉と魚を食べないプロのアスリートは何人もいます。

カルシウムは植物にも含まれているので、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品を摂る必要はありません。ハーバード公衆衛生大学院によると、乳製品の摂り過ぎは前立腺癌などの病気に繋がる可能性が高くなるそうです。また飽和脂肪とレチノールが多く含まれているため、骨を弱くする結果も報告されています。

め、骨を弱くする結果も報告されています。 豆腐、豆、木の実(ピーナッツ、アーモンドなど)緑色の野菜(ネギ、オクラ、ブロッコリーなど)の植物には、カルシウムがたっぷり含まれています。

菜食を選択する理由について
スーパーのお肉コーナー、または食肉の広告ではよく自然の中で幸せに暮らしている牛や豚、鶏のイラストを見かけますが、実は多くの畜産動物は過酷な環境下で憐れな一生を送ります。

牛、豚、鶏などの畜産動物は犬や猫と同じようにそれぞれ個性があり、喜び、悲しみ、痛みなども感じます。しかし、彼らは法律で保護されることがなく、体の向きを変える事さえ出来ない非常に狭いスペースに閉じ込められたり、麻酔なしで尻尾、角、くちばし、睾丸を切断されたり、日常的に残酷な扱いを受けています。

日本では、毎年8.5億匹以上もの動物が殺されていますが、毎日の食事を少し変えることで私たちは動物を助けることができます。

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魚介類を食べない選択肢は動物に優しいだけではなく、環境にも優しい選択です。多くの研究によると、魚、タコなどの魚介類は人間のように神経系があり痛みを感じますが、魚介類は法律で保護されていない為、生きたまま解体されたり、窒息させられたりして殺されています。

そして、現在世界の漁場の4分の3は乱獲によって枯渇に近い状態です。この50年で海の生き物の半分以上がいなくなり、このままいくと多くの種が海から姿を消すと予測されています。毎年、60万匹以上ものイルカ、クジラ、亀、アザラシなども、混獲により犠牲になっています。世界人口が70億人を超えた今、漁業は持続可能ではありません。

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私たちが食べる卵を生み出す鶏たちはとても苦しんでいます。日本において、ほとんどの卵はバタリーケージという非常に狭い檻の中で生み出されています。バタリーケージの1羽当たりの広さは22cm×22cmほどで、これは一生をiPadの上で過ごすようなものです。その狭い環境で、自由に動くことも、日を浴びることも出来ない鶏たちは、仲間に潰されて死ぬ事もあります。その他にも、麻酔なしでくちばしを切断されたりし、残酷な扱いを受けています。

さらに、採卵鶏として飼育されている鶏種は肉用に向いていないため、雌雄鑑別を行った直後、不要なオスのヒヨコは毎年何億羽も生きたまま大型シュレッダーにかけられ、殺処分されます。または袋に生きたまま投げ捨てられたり、窒息させられたりし、殺処分されます。

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牛の本来の寿命は20年程ですが、乳製品を生産するために使われてる牛たちは大体5年目の時に殺されます。酪農業界にとって牛は牛乳を生産するためのものに過ぎないので、体が弱り、乳量が少なくなるまで人工授精妊娠、出産、搾乳何年間も繰り返されます。

雌牛は自分の子牛へ強い愛情を持っていますが、子牛は生まれてすぐ母牛から引き離されます。母牛は激しく我が子を求め、嘆き悲しみます。

さらに、日本の酪農の9割以上では麻酔なしで角の切断、もしくは角を焼切る除角が行われています。牛の角は神経と血管が通っているため、切断される際大変な痛みが与えられます。

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その他
食事をする際、生産者と命を奪われた動物たちに感謝するのはとてもいい事ですが、感謝するかしないかにも関わらず、お肉と魚介類を食べる限り毎年数えきれない程多くの動物が虐待され、過酷な環境下で苦しみ続けます。感謝しているという理由で、他人から搾取したり、傷つけたりする行為はいかがでしょうか?同じ様に、感謝しているからという理由で動物たちを苦しめ、命を奪うのはけっして良い事とはいえないでしょう。
動物は人間のように神経があり、感情、知覚、性格、記憶を持ち、苦痛を感じる能力もあります。それに対して植物には脳がなく、痛みを感じる痛覚はありません。子豚の尻尾を麻酔なしで切断したり、首を切ったりする事は人参を切るようなものではありません。
日本の動物性食品の消費率が減り漁業と畜産業がなくなったら、植物性食品の消費率はそれに従って増え、植物性食品を開発している会社、または農産物の企業の方で新しい仕事が増えます。例として、近年アメリカでは牛乳の消費率は減りつつあり、アーモンドミルクなどの植物性のミルクの人気が非常に高まってきていますが、アメリカの大手の牛乳会社はその新しい需要に従ってアーモンドミルクや豆乳も販売し始めました。
日本は昔から仏教の影響で肉食が禁じられていたので、菜食は宗教というイメージが強いかもしれませんが、実は現在多くのベジタリアンは宗教上の理由ではなく、健康上の理由、環境保護上の理由、そして動物愛護上の理由で動物を搾取しない食生活を送っています。宗教でお肉を食べない人は確かにいますが、菜食は宗教上の理由からとは限られていません。誰でも動物に優しいライフスタイルを送る事ができます。